若松孝二監督作品「胎児が密猟するとき」"フランスでの18歳未満禁止令"に反対します。
日本映画監督協会理事会は、若松孝二監督作品「胎児が密猟するとき」が「フランスでの18歳未満禁止令」を受けたことに反対するとともに、禁止令取り消し要求の運動に賛同し協力しています。
インターネット上で署名運動が行われていますので、ご賛同頂ける方は下記サイトよりお願いいたします。
署名サイト http://www.zootropefilms.com/ (言語を選んで署名ページにお進み下さい。)

若松孝二監督の1966年の作品「胎児が密猟する時」をフランスの映画配給会社ゾートロップ・フィルム〈Zootrope Films〉がフランス国内のアート系映画館にて劇場公開しようとしたところ、諮問機関である映画作品分類委員会(日本の映倫に相当する映画の検閲機関)が9月27日付けで次のような通達を発表しました。
「この映画は、過激な暴力、拷問、サディズムのシーンが繰り返され、女性の監禁、屈辱、征服に基づいた異性関係、人間関係のイメージを描いている。よって、18歳未満禁止令通告に値する。」
この判定は公開日前日の10月2日にカトリーヌ・アルバネル文化大臣によって承認され、18歳未満禁止令が確定しました。
今回の措置は、表現の自由を脅かすだけでなく、世界の映画文化遺産とされる作品に対する禁止令の前例となる恐れがあるため、禁止令の取り消しを参事院に求める法的手段を開始しているそうです。
18歳未満禁止令通達は大変独断的で正当性がないと、ル・モンド紙やリベラシオン紙等の各新聞、国営ラジオ、テレビ局カナル・プルスなどの大手メディアがそろって今回の措置に対する疑問を唱えました。
また、禁止令取り消し要求の訴えには、フランス映画監督協会 (LA SRF)、作家・監督・製作者協会(L’ARP) 、フランス映画評論家組合(LE SFCC)、独立系製作者組合(LE SPI)、アート系映画館協会(L’AFCAE)、インディペンデント映画配給協会(L’ACID )、フランス芸術映画連盟(LE GNCR) 、映画祭連盟(Carrefour des Festivals)、フランス映画配給会社連盟(FNDF)、 シネマテーク・フランセーズの各公的団体が正式に賛同する意を発表しています。
ご理解・ご賛同頂ければ幸いです。
