
荒戸源次郎 「不思議な10年」
そう言われれば阪神大震災やオウム事件の年ですが、私にとって見ると物凄い渇水の年という記憶の方が強いんです。『ファザーファッカー』は一言でいうと水の映画、それなのに数十年来の水不足の年で水がない!苦い思い出です。本来はキャッチャーなのにマウンドに立ってピッチャーをやった、その天罰が下りたっていう所ですか・・・。トウが立った新人監督でしたが散々で、その時のいろんな思いや意地もあって足かけ6年、『赤目四十八瀧心中未遂』の監督をしました。好きで好きで岡惚れしていたら飽きてしまったかも知れないけれど、どうしてなのかなぁ、何故引っかかるのだろうという感じで飽きなくて、今度は必死になって肩を作って・・・。完投はしたけれどもう壊れてしまいました。![]()
荒戸 源次郎(あらと げんじろう)
1980年に鈴木清順監督「ツィゴイネルワイゼン」を製作。映画と映画館を同時に立ち上げる〔産直方式〕を提唱、エアドーム式映画館シネマ・プラセットは邦画単館上映の先駆けとなった。その後、鈴木清順監督「陽炎座」(81)「夢二」(91)、阪本順二監督「どついたるねん」(89)「鉄拳」(90)「王手」(91)、坂東玉三郎監督「外科室」(91)を製作。2003年、自ら監督した「赤目四十八瀧心中未遂」で、毎日映画コンクール日本映画大賞、ブルーリボン賞作品賞など30以上の映画賞を受賞。また、1年2ヶ月という異例のロングロングランを成し遂げたことでも話題となった。
2005年、大森立嗣監督「ゲルマニウムの夜」では製作総指揮を行う。10月下旬公開時には、人々の度肝を抜く予定である。
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